2017年5月15日月曜日

Je vais aller en Sud de France.

皆さま本日5月15日〜24日まで買い付けに行ってまいります。場所はもちろんラングドック、ルーションです。不在中「ラ・カーブ・イデアル」は変則的な時間帯と内容で営業致します。皆様にはご迷惑をおかけいたしますが何卒ご了承の程宜しくお願い致します。


決して遊びに行くわけではございません。

それでは皆さま
a la prochaine fois !



2017年5月2日火曜日

La saison à venir pour vin rosé!

5月に入り本格的な春の訪れを感じます。この季節、一年で一番好きな時期です。この暖かな気候のもとで飲みたいワインは間違いなくロゼワインではないでしょうか。キリッと冷やして爽やかな酸味と豊かな風味を味わいながら過ごす時間は格別です。

やはりロゼワインは自然な環境が似合います。できれば景色の良い外で楽しみたいワインです。私はフランスに買い付けに行った際必ず海の見える場所で夕方頃このロゼワインを楽しみます。何とも贅沢でゆったりした時間を堪能できます。


今回この季節にピッタリなロゼワインについて少しお話しさせていただきます。ロゼワインは日本ではあまりポピュラーではない上に「質が落ちる」「甘そう」などと間違ったイメージを持たれている方が多々いらっしゃいますが、南仏では最もポピュラーで生産量、消費量共にトップなんです。南仏は気候的にもロゼと相性が良い土地柄なのでわかる気がします。


ロゼワインは製法や葡萄品種によって様々な色合いや味わいがあります。一概にロゼワインを定義できないのですが製法で言うと大きく分けて2つあります。

一つはプレス製法といいますがこれは原料の黒葡萄を皮ごと絞って皮の成分と淡い色合いを引き出す作り方です。ほのかな色合いと柔らかい風味が特徴のロゼワインになります。

もう一つの製法がセニエ製法(saignee)といいます。これは黒葡萄を破砕し絞った果汁に葡萄の果皮を一緒に漬け込み果汁に皮から出る成分(主に旨味と芳香成分、色素など)を果汁に取り込む作り方です。この果皮を漬け込む時間によって色合いが変わってきます。長くつければより濃い色合いに、短ければ淡い色合いに仕上がります。時間は作りたいワインの味わいによって各生産者毎に違います。しっかりとした色合いと風味、深いコクがあるロゼワインに仕上がります。

このセニエ製法(saignee)で作られるロゼワインは手間暇がかかりますがその分風味や味わいにコクが出て上質なロゼワインが出来上がります。

しかし全てセニエ製法(saignee)が良いかとゆうと一概には言えません。葡萄品種によってはえぐ味が出すぎたり味わいのバランスを欠いてしまう危険性もあります。品種や作柄に合わせてプレス製法セニエ製法(saignee)を使い分けたり組み合わせたりしています。美味しいロゼワインを作るには手間暇がかかっているわけですね。




ロゼワインを飲むときは何か幸せな気持ちになりますね。
ちなみにrosé(仏語)ですが英語ではrose(ローズ)薔薇ですね。

またまたちなみに薔薇全般の花言葉は「愛」「美」だそうです。

しかしピンク色の薔薇の花言葉は...
「grace(しとやか、上品)」「gratitude(感謝)」「happiness(幸福)」
だそうです。

やっぱり幸せになれるワインなんですね!



皆さま良いゴールデンウィークを!
Bonnes vacances à touts


それでは皆さま a la prochaine fois !






2017年4月19日水曜日

J'aime Sud de France

J'aime Sud de France (I Love South of France)
Sud de France、直訳すると南フランスですが、ラングドック・ルーション地方のワインや農産物、魚介類、フルーツやハチミツ、塩やハーブなどこの地方の特産品を世界に広めるためにフランス政府商務部が展開するマークがSud de Franceです。この地の特産品にはこのマークが付けられます。

私はこの地のワインを愛してやまないのですが実はこの地方はワイン意外にも見所が沢山あります。

世界遺産に登録されている「ポン・デュ・ガール」や「ミディー運河」を始めラルザックの山々、ピネネー山脈やカルカッソンヌの城壁の街シテ、美しい地中海の海岸線や海に浮かぶ島セートなどなど...



食べ物でも沢山の名物料理があります。特にセートのそばトー湖で養殖される牡蠣は通年食べることができるこの地を代表的する海の恵みです。地元の人たちはこの牡蠣にピクプール・ド・ピネというワインを合わせるのですが私はいつもロゼでいただきます。



気候も「地中海性気候」で冬には多少雨が降りますが、年間平均で晴天日が300日と言われるほど天候に恵まれた土地でもあります。春から秋にかけては気温も高いのですが乾燥しているためカラッとしていてとても過ごしやす土地です。乾燥して空気中の水分量が少ないため空も海も青々とした色合いを放ち、山々もくっきりとしたシルエットを見せ素晴らしい景観を作り出します。

7月からのバカンス時期にはフランス全土から人々が訪れます。ここにバカンスにくる人々はフランス人が多いのが特徴です。お隣のプロヴァンスのコート・ダジュールはイギリス人や北欧からの外国人が多く訪れます。同じ地中海のバカンス地でも趣向が違うようです。

バカンスの過ごし方も皆様々なスタイルで長い休暇をゆっくりとリラックスして過ごしています。フンラスでは観光地や人の集まる場所には沢山のキャンピング場があり家族でキャンピングカーでやってきて数週間過ごしたりしています。

私は以前買い付けのため30日間過ごした際にはレジデンスと呼ばれる週や月単位で借りるアパートのような宿泊施設があり、そこで過ごしました。目の前は地中海が広がり部屋には生活するために必要な設備がほとんど揃っています。キッチンや冷蔵庫もあるので市場やスーパーで食材を買ってくれば自分で調理できます。フランスですから肉も野菜もチーズも驚くほど安くて旨いものが沢山手に入ります。しかし私の場合は買い付けで来ていたので朝と夜しか部屋では過ごしませんでしたが部屋でゆっくり海を眺めながら1日過ごしても最高だと思います。しかもこのレジデンスはホテルよりずっと安く借りられます。



美しい景観。
素晴らしい環境。
美味しいワインと美味しい料理。
ゆっくりとリラックスした時間。

これ以上何が必要でしょうか?

これまでも、これからも大好きなこの場所で大好きなワインをより一層楽しめたら幸せですね〜!これからはワインも勿論ですがそれ以外のこの地の魅力を皆様にお伝えできればと思っています。

J'aime Sud de Franc
J'aime Languedoc Roussillon


それでは皆さま a la prochaine fois !





2017年3月29日水曜日

PIERRE CROS, UN HOMME LIBRE !

ピエール・クロ。何とも自由な造り手です。南フランスラングドック地方、ミネルボワの西Badens(バダン)で独創的なワイン造りをしています。バダンは城壁で有名なカルカッソンヌから東へ15キロの位置にあります。


土地もテロワールも独特ながら造り手自身が非常に個性的であり唯一無二のオリジナリティーを持ちます。ピエール・クロは元ラグビー選手、カルカッソンヌの一部リーグで活躍した経歴を持ちます。

初めてこの蔵を訪れたのが2006年、まだ現在のラインナップよりは少なかったのですがトップキュヴェのレ・アスプレ(Les Aspres)を含む4種類位を輸入しました。このレ・アスプレがピエール・クロを一躍有名にしたワインです。驚異の低収穫量(15hl/ha)でとてつもない凝縮感が詰まったラングドックの中でも銘嬢ワインの一つです。

このレ・アスプレはフランスの著名ワインガイド、ル・ギド・アシェット(Le Guide Hachette des vins)で過去8回ものク・ド・クール(coup de cœur)に選ばれました。そのことから名実ともにミネルヴォワの偉大な生産者の一人として知られるようになりました。



しかし本人は商業的な行為や売名のための行動を嫌い、様々な雑誌やワインコンクールで数多くの受賞経験があるにもかかわらずそれを自慢したりボトルにメダルを貼り付けることを拒否する変わり者です。本人曰く

私のワインにマカロン(メダル受賞シール)はいらない。 私は先祖から継承した素晴らしい土地を愛し、テロワールを感じ、理解するだけ。

周囲に変人扱いされたり違反として訴訟を受けたり、特に嘲弄され、栽培組合から差別されたとこでどうってことはない。
大事なのは自分を信じ信念を貫き通すことにある。



当然作り出すワインのラインナップも型破りなものが多くヴァン・ド・フランス・リベルテ(自由なワイン)シリーズではその本領を発揮しています。

この地の古典品種で今ではほとんど栽培されていない品種を植えてみたり、イタリアやポルトガルの品種を植えてみたりと独創的です。

古典品種で言えばアラモン(Aramon)、ピクプール・ノワール(Picquepoul Noir)、モラステル(Morrastel)、リヴァイランク(Rivairenc)などなど...
またネッビオーロ(Nebbiolo)、トレガ・ナシオナル(Touriga Nacional)など他国の品種などを植えています。私の何でこれ植えてるの?という質問にあっさり”好きだから”との答えでした。



今年の一月の買い付けの際、久しぶりに再会しフルラインナップで試飲してきました。トップ・キュヴェのレ・アスプレはもちろんのこと古典品種で2011年から作り出したパルトゥーズ・ロゼ(Partouse Rose)、樹齢100年越えのカリニャンをメインに作るレ・マレーム(Les Mal Aimes)などなど、どれも個性豊かなワイン達に触れることができました。その味わいは10年前よりかなり深みが感じられました。この人のピーク時期なのかもしれません。



今回この個性豊かなピエール・クロのワインで6本セットを組みました。5月8日に東京港に入港します。どれも個性豊かで飲んでて楽しいワインばかりです。今から到着が楽しみです。しかし自分の分はないんだろうな〜きっと!


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iDEALE Direct Vol17 Domaine Pierre Cros (Badens en Minervois)
・V.D.F Rose Partouse (Rose)
・V.D.F Liberte Chardonnay (Blanc)
・Minervois Les Costes (Blanc)
・V.D.F Liberte Touriga Nacional (Rouge)
・V.D.F Les Mal Aimes (Rouge)
・Minervois Vieilles Vignes (Rouge)
※ Minervois Les Aspres (Rouge)
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※は6本セットの中には含まれておりません。

それでは皆さま a la prochaine fois !









2017年3月22日水曜日

La Table Conviviale!


ワインを美味しく楽しむ秘訣は何でしょう? 
薀蓄?
知識?
経験?
料理との相性?
飲むシチュエーション?
誰と飲むか?

人によって楽しむポイントは様々です。ワインありきの方もいらっしゃいますし、薀蓄、知識が重要と言われる方もいらっしゃいます。味の好みも様々なように楽しむポイントも様々ではないでしょうか。

私は年に数回ワインを買い付けにフランスに行きますが特に9月の買い付け時の楽しみがワインを美味しく楽しむことを実感できます。

ご存知のように9月はワイン作りにおいて一年で最も重要な収穫の時期です。蔵によって様々ですが収穫は大体二週間から三週間で行われます。

午前中から畑に出てお昼をはさんで大体午後3時から4時頃まで行います。私が行く蔵は機械など使わず全て手摘みで収穫しますのでそれなりの人数が必要になります。

家族や関係者以外、摘み手のほとんどはスペインやイタリアからの季節労働者の方々がキャンピングカーに乗ってこの時期だけやってきます。(南の産地なので)

収穫時期には労働者の方々に蔵元が食事を用意します(もちろんワインも!)蔵の中や畑の脇に長いテーブルをしつらえ様々な大皿料理を用意します。皆労働した後の食事を楽しむのですが知らない者同士がテーブルを囲んで同じ料理を食べるわけです。

最初はぎこちないのですがワインを飲み交わすうちにいつの間にか仲良くなってワイワイしながら楽しむようになります。

知らない人との出会いは自分の世界観を広げてくれることでもあり、歓びでもあります。人生において人との出会いほどワクワクし楽しいことはないでしょう。一人また一人と知り合いが増えていくことは自分の人生をより豊かにしてくれます。

私は何度かのこの経験を通じて深く思いました。ワインは楽しさや歓びを分かち合って飲むことが最高に美味しく飲めるのではないかと!

もちろんワインの質を見極めたり熟成度合を考えたり、提供温度や相性の良い料理を用意したりすることは大事ですが、飲む時に楽しくなければ全て台無しです。

良い出会いがあって、楽しみ歓びを分かち合う。それを繋げてくれるのが美味しいワインであるのではないかと考えます。

La Table Conviviale!(フレンドリーテーブル)
これこそワインを美味しく飲む秘訣だと思います。

それでは皆さま a la prochaine fois !















2017年2月7日火曜日

Chef étoilé du Languedoc d'aujourd'hui

不思議な縁はあるものです。数十年前ラングドックにはそれほど有名なレストランはありませんでした。先に紹介したモンペリエのプーセル兄弟のジャルダン・デ・サンス位なもので同じ南仏でもプロヴァンスと比べるとガストロノミーなレストランは少ないという印象でした。

そんな中私がこの土地の魅力にとりつかれていた頃、雑誌で気になるレストランを見つけました。場所はBeziere。いつか行きたいなと思いながら月日が流れました。

ある日たまたまYoutubeで発見したシェフ。何か見覚えがあるな〜と思いながら見ていると急に記憶がつながりました。あの時雑誌で見たシェフではないか!

彼の名前はPierre Auge、今では若手スターシェフの一人です。そのうえ前回のイデアル・ディレクトでご紹介したValjuliusのJulienの親友だという。これは何かの縁だ!と勝手思い込み今回訪問したいと思いJulienに話しました。彼はもちろん私の申し出を受け入れてくれて今回の滞在中に一緒に行くことになってたのですが、3日当日Julienが風邪でダウン!

Julienには悪いけどPierre Augeの料理を是非食べてみたかったので自分一人で店に向かうも満席で無理!目の前にご馳走があるのみ食べられない犬のような。

後でJulienに聞くとラングドックのみならず各地からお客が来るそうな。彼のコンセプトはガストロノミーな料理をビストロのような気軽さで提供するとゆうもの。先に訪れたプーセル兄弟の新店舗も同じコンセプトで高級料理の味わいを気軽に広く提供するという考え方です。そりゃお客が集まるわけです。

後ろ髪を引かれながら今回は諦めましたが次回は必ず行ってやる。今回結構楽しみにしていたイベントだったので本当に残念でした。

Pierre Auge

La maison de Petit Pierre

Plat de pierre Auge

皆さんもBeziereに行かれる際には是非
http://www.lamaisondepetitpierre.fr/


                                      それでは皆さま a la prochaine fois !








2017年2月5日日曜日

Déclin pas un défi à l'esprit..

video

Alain Caulolle(アラン・コージョル)いつまでも衰えない人だ!Domaine des GreCaux(ドメーヌ・デ・グレコー)でワインも名声も確立したにもかかわらず新たな挑戦に打って出た。アランとは長い付き合いで私と年もそんなに離れていない。

数年前一通のメールが来て「新しいドメーヌ作る」と!「?」聞くとそれは理想のワインを造るため今までの場所を離れるということ。「ますます?」長年の「?」を解消すべく彼の新しいドメーヌに向かった。サロンで試飲はしたのだが今までのスタイルとは全く違う。これは絶対なんかある!

向かった先はTerrasses du Larzacの北の山の上。住所を頼りにいつもの道を進むと今まで向かったことのない方向へ。これ山の中じゃないの?登ること15分、霧で視界が悪くなり始めてからすぐに前方5mしか見えない濃霧の中ひたすら走り30分。ずっとエンジンが唸ってると思ったら標高700mのサインが見える。とんでもないとこに作ったなと思いつつも濃霧の中のドライブが続く。

Oh la la!


やっとの思いでたどり着いたところは今までの世界とは全く別世界の土地。何で?という私の質問にこのワインを造るにはここしかないんだよと誇らしげにワインを出してきた。

なるほどLarzac山脈の中に畑を作ったわけだ!チャレンジャーだね。あいにく霧がひどく景色がほとんど見えなかったのですがここからの景色は絶景らしい。

一通り試飲して気候が作り出す味わいを納得。なんかより一層ピュアな方向に行ってるね。個人的な部分もあってか数年前より若々しくなってるし。この人もともと冒険家で聞くと今までの経緯が面白すぎる。根っからの冒険好きなんだな。人生は冒険を地でいく感じ。

醸造所を新たに建てる時も藁を使ってみたりとにかく話題に事欠かない。



肝心のワインはというと一言で言うと「ピュア」な味わい。葡萄そのままの味わいが表現されていて余計なものを一切取り払った感じです。作った旨みではなく自然の滋味のような旨みが詰まった味わいです。もうず〜と飲んでいたい味わい。試飲のつもりでもつい飲みたさにかられる。ここで飲むと帰りの濃霧の運転が危ないからと我慢しましたが...

Coules

アラン・コージョルの新たな世界観を垣間見ました。しかし次に来る時は春か夏にしたい。

それでは皆さま a la prochaine fois !